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記念すべきデビューアルバム「STARDUST RVUE」その1

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スタレビのファンになって、36年。部屋に並べられているスタレビの作品を眺めているうちに、その作品の一つ一つを振り返ってみたくなりました。(基本的にはJ-POPファンではありません。普段は洋楽ばかり聴いています。)
偉大なるスタレビの足跡を追って、いろいろ考えてみようという自己満足の日記です。
日本に相当いると思われるスタレビのファンの皆様が何かのきっかけで見つけてくれたらなとちょっと期待しながら、書き始めてみます。

まずはファースト・アルバム。タイトルはずばり「STARDUST RVUE」。バンド名そのものです。
1981年5月25日発売。

今回はこのアルバムから、記念すべきファースト・シングルである「シュガーはお年頃」について、いろいろ考えてみました。

レコードのA面の1曲目でもあり、かなり重要な曲です。
この曲はライブの定番であり、スタレビファンの多くが認める名曲です。
私も大好きです。

そして、発売当初、シチズンのCMとタイアップするなどバックアップされた曲でもあります。

この曲は当時においても、2020年現在においても独創的が際立つ作品です。
星の数ほどあるJ-POPの作品のなかで、この曲に似た作品を聴いたことがありません。
音楽マニア的な耳で聴けば、難しいコーラスを実にスマートに決めてるし、アレンジもオシャレ、高度な音楽をやってるバンドだなって思わせるものがあります。
一言で言えば、すごい曲です。

曲のモチーフはあの太平洋戦争の後、ブレイクした歌手、笠置シヅ子の「東京ブギウギ」でしょう。
彼らは「東京ブギウギ」そのものもカバーしてますが、この曲では、かなり遊んで、複雑なブギウギにしています。
歌詞は、昭和の戦後の雰囲気にタイムトリップしていて、今日性とか最新ということばにこだわっていた当時の売れっ子ミュージシャンとは一線を画しているようなこだわりが感じられます。
古いものをリニューアルすることにより、全く新しいものに感じさせるという狙いがあったのかもしれません。

また曲を通して、コミカルな雰囲気があります。
これは聴き手を楽しい気分にさせます。
ライブで絶対盛り上がりそう!そんな感じでしょうか?
しかし、これには、シリアスなJ-POPサウンドを期待してた人は肩透かしをくらったと想像されます。
好き嫌いが分かれるポイントのような気がします。

この作品はスタッフ、メンバーが期待したようには売れなかったようですね。
いわゆる「万人受け」というような曲ではありませんでした。
「遊び心」を盛り込んだ曲でしたが、多くの人を夢中にさせることはできなかったのです。

でも、聴きこんだり、ライブで生演奏を体感すると、この曲のエネルギーに気づかされます。
最初は「?」と思った人も、スタレビファンになり、何度も聞くうちに、いつの間にか虜になってしまうのです。

確かに当初売れなかった曲かもしれませんが、多くのスタレビファンにとって紛れもなく大切な曲であり、頭にこびりついて離れない曲なのです。


by sutarebizuki | 2020-05-04 14:36 | STARDUST REVUE